特集 第4回 レアルエキップフェスティバル FUN PEOPLE PHILOSOPHY Event inside column 挑戦 スーパーモタード! ウーマンズリーグへの道
楽しんでる人、がんばってる人、遊んでる人。レアルエキップが出会ったこんな人たちに接近!
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星野正美 Masami Hoshino

JNCC代表 ロッキースポーツ代表 日本で一番人気のオフロードレース"JNCC"を主催する

レース現場での星野さんは、朝からずっとマイクを手放せないのだ

プロライダーを頂点に、老若男女が一緒に楽しむモータースポーツ。アメリカで見てきた分厚いオフロードレース文化を日本にも根付かせることはできないか。
長年の取組みがJNCCに結実。
そして次は…。






■星野さんの「モータースポーツ観」

 日本全国を舞台に年間7戦が開催され、モトクロスを除くオフロードレーシングとしては、今や日本でもっともメジャーなイベントともいえる存在。星野正美さんが主催する「JNCC」は、毎回、初中級クラスのFUN-GP、日本のトップライダーが集結するCOMP-GPをあわせて200名前後のエントリーがある人気のシリーズだ。

人気の理由にはいろいろあるが、なんといってもライダー本位のイベントであるという点。手軽なモータースポーツとして参加しやすいクラス分けなどの工夫、それに加えてトップクラスのライダーがいずれはプロフェッショナルとして活動できるような「メジャー化戦略」。JNCCのイベント作りの根底には、いつもこの、サンデーレースとしての側面と、プロライダー育成の環境作りという二つの柱が貫かれている。それは、本場アメリカのGNCC=グランドナショナルクロスカントリーチャンピオンシップにも共通するもので、星野さんの「モータースポーツ観」に基づくものであるといっていい。


レアルエキップではJNCCの全レースで「レアルエキップサービスステーション」を開設。メカニックサービスや工具の貸し出し、ピットワークなどで参加者全員を応援しています。ウェアやスペアパーツなども用意しているので「ちょっと忘れ物しちゃった」という時にも頼りになりますよ!


■ランディ・ホーキンスとの出会い

 星野さんがこのようなモータースポーツイベントの主催に携わるようになったのは、1987年に初開催された、AAGPの前身ともいえるレース「ハリケーンエンデューロ」がきっかけだが、その頃同時に、日本で開催されていたスーパークロスの運営にも参画。すでにロッキースポーツとしてHRPというMXウェアのブランドの取扱いを行なっていた関係もあって、ボブ・ハナやガイ・クーパーといったモトロクスライダーの招聘を担当。また、ハリケーンエンデューロにもジミー・ルイス、ラリ・ロズラーを招くなど、アメリカのオフロードライダーたちと交流を深めていく。 

星野さんは「彼らを通じてアメリカのオフロード文化のようなものを知っていったんですが、なんていうのかなあ、その文化がすごく分厚いものなんですよね。アマチュアが気軽に週末のレースを楽しめる環境があるのと同時に、プロの世界はすごくメジャーでしょう?それはどうしてなのかな、と。しかも彼らプロのライダーに接していると、走ることだけではなくて、ボランティア精神が強い。自分たちがシーン対してどうやって貢献できるかということをいつも意識しているんですよね。日本にもそういうものができないかなと思いましたね」。なかでもAMAエンデューロチャンピオンのランディ・ホーキンスとの出会いは、星野さんの中で大きな転機になった。「ランディは本当にね、日本のオフロードレースのためになにかをしたいっていう気持ちが強くて。ぼくも彼と一緒に、アメリカのような素晴らしいオフロードレースの文化を日本にも拡げたいと思いました。もちろんそれは今でも同じですよ」。その熱い思いが、星野さんとJNCCの原動力なのだ。

 AAGPには、ランディ・ホーキンスを筆頭に、毎年、アメリカ、オーストラリアからトップライダーたちを招聘してきた。単独開催だったレースだが、2005年からは日本版GNCCともいえる"JNCC"としてシリーズ化。星野さんの取組みは、GNCCとの連携という形をとって、一歩また"夢"の実現に近づいた。これまではプライベートな形での来日だったアメリカのライダーたちだが、昨年からはGNCCが「日本のJNCCにライダーを派遣する」という形になったのだ。昨年は、ポール・ウィブリィ(HONDA)と、ロビー・ジェンクス(KTM)、今年はジェイソン・レインズ(YAMAHA)、チャーリー・ムリンズ(SUZUKI)、ロドニー・スミス(SUZUKI)の3名がGNCCを代表するライダーとして派遣された。「GNCCサイドでは、日本をとても大切に考えてくれていて、協力関係のいろんなアイディアが出ているんです。GNCCの日本ラウンドを開催できないか、あるいは環太平洋シリーズへの拡大とか、いろんな可能性があると思うんです。でも、まずはひとつずつ、JNCCをしっかりと日本のシリーズ戦として確立することが第一歩ですね」。

ジェイソン・レインズ選手。今回のAAGPでは、チームレアルエキップがレインズ選手のピットサポートを担当させていただきました

今回来日したGNCCライダーのひとり、チャーリー・ムリンズ選手

もっとも近い将来の目標としては、JNCCのトップライダーをアメリカのGNCCに派遣するということ。「GNCCサイドではね、すでにJNCCのAAライダーには、プロクラスへの参加資格を与えるということになっているんですよ。日本のライダーの実力がちゃんと伝わっている。今回のレースでも小池田君をはじめとして、GNCCライダーと充分互角に戦えるライダーが何人もいることが証明されているわけですし、ハードルはそう高くないと思います。あとは、遠征費用の問題ですよね。メーカーのサポートも今まで以上に必要になるし、日本でプロのライダーとしての地位がもっと高くならないと、なによりもライダー本人が大変だと思いますから…」


■プロライダーとしての意識へ

 ライダーがプロとして活躍できる土壌を作る。星野さんの取組みは、時には「まだ早すぎる」と言われることもありながら、しかし着実に実を結んできている。AAクラスという、今では耳慣れたクラス区分も、これを日本に導入したのは星野さんだ。みんなに注目される存在になったということ、プロとしての意識を持ってもらうため。その分だけいいレースをして、みんなにオフロードライダーのかっこよさをアピールしてほしいという願いだ。そして上位10位までには賞金も用意、さらに今シーズンからは、AAトップライダーによるサイン会も毎回開催。ライダーそれぞれのクールな写真がフルカラー印刷されたポスターもJNCCが用意する。

COMP-GPのスタート前には、AAライダーがひとりずつ紹介される


AAGPがいよいよスタート。ホールショットはジェイソン・レインズ選手

当初は「サインなんて…」と照れ笑いをしていたライダーたちも、今では、プロとしての意識を持ち、しっかりとファンの声援に応えている。最近は、AAライダーのマシンやウェアも、以前に比べて格段にきれいにかっこよくなってきているが、これも「見られる存在」になったプロライダーとしての意識向上の現れだろう。



■みんなが主役だから

だが、しかし一方で一般のアマチュアライダーを大切にする姿勢も忘れない。「プロライダーを頂点にしながら、老若男女が一緒に楽しむ姿。アメリカで見てきた彼らのオフロード文化って、そのあたりが素晴らしいんですよ」。フィニッシャーズロードというのは、星野さんが提唱し、JNCCで毎回実践されているイベントだ。レースが終了する頃になると、みんながゴール付近に集まって、最後まで走りきったライダーたちに拍手を送るのだ。星野さんは、どのレースでも、ゴールの時間が近づくとマイクを持って「さあ、みなさんそろそろゴールです。みんなでフィニッシャーズロードに集まって、がんばったライダーたちを出迎えましょう!!」と、何度も何度も呼びかける。FUN-GPのレースがゴールする頃というのは、次のレースの準備のために、みんななかなかパドックから動こうとしないのだが、そんな時は、星野さんが自らパドックを回って、笑顔でみんなに呼びかけている。みんながレースの主役だから…星野さんの思いが伝わる光景だ。 END

みんなで完走者を出迎える「フィニッシャーズロード」。ライダーにとっては最高にうれしい瞬間!

自らフィニッシャーズロードでライダーたちを迎える星野さん。一部のトップライダーだけではなく、みんなが主役。それが星野さんのポリシーだ

GNCCライダーたちと星野さんがかたい握手。GNCCとのコラボレーションは、さらに大きく発展しそう!


■JNCC 2008 シリーズ

第1戦 3/16 BDR テイジャスランチ
第2戦 5/18 ALB コスモスポーツランド
第3戦 6/15 JEL グリーンピア津南
第4戦 8/31 ELN 本栖ハイランド
第5戦 9/28 STN プラザ阪下
第6戦 11/23 AAGP スポーツランドSUGO


   
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