特集 第4回 レアルエキップフェスティバル FUN PEOPLE PHILOSOPHY Event inside column 挑戦 スーパーモタード! ウーマンズリーグへの道
楽しんでる人、がんばってる人、遊んでる人。レアルエキップが出会ったこんな人たちに接近!
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金児隆太 Ryuta Kaneko

レアルエキップで働きながらMOTO1オールスターズに参戦する19歳の素顔をクローズアップ!


週末ごとにイベントもあって、仕事はなかなか忙しいが、マシンのテストや、レースそのものが仕事の現場でもあるので、とても充実した日々という

■4歳からバイクに慣れ親しむ

  昨年からレアルエキップの社員に採用。働きながらMOTO1オールスターズのmoto2クラスをメインにレースに参戦している金児隆太。ご存知の方も多いかもしれないが、父そして兄も、MOTO1で活躍中のライダー。幼少の頃からバイクに親しむ環境で育ってきた。父もバイクショップを経営しているが、それを受け継いでいくかどうかはともかく、これからモータースポーツの世界で生きていこうという決意とともに、レアルエキップへの就職を決めたという19歳だ。
  バイクとの出会いは4歳の頃というから早い。しかし英才教育というわけではなかったようだ。「父も、兄も乗っていたので、ぼくも乗りたいな、って頼んでバイクを与えてもらいました。ただバイクで走って楽しいなぁ、って感じで、父もぼくにああしろ、こうしろとは言わなかったですね。好きなように走ればいいって。ぼくも速く走ろうという気持ちはなかったです」。とはいえ父、金児伸二

さんは当時もミニバイクレース、ロードレース、エンデューロを楽しむライダーだったから、自然にそのレーシングマインドが隆太に受け継がれていったことは想像に難くない。
その後、免許を取ってから「レーサーレプリカを買って地元の峠でヒザ擦ったり…」と寄り道をしたりもするが、高校1年生になった年の12月、初めてスーパーモタードレースに出場することになる。静岡県森町のデイトナテストコースで開催される「OVERALL」、その第1回大会が隆太のスーパーモタードデビューだ。YZ125で走った初レースのリザルトはパッとしなかったが、隆太はスーパーモタード、そしてレースの魅力にヤラれた。モトクロスなどの基礎がない隆太だったが、がんばればトップライダーたちとも互角の勝負ができるようになるかもしれない。いつかはチャンピオンになれるかもしれない、そんな荒削りなところのあるスーパーモタードにハマったのだ。


■課題はメンタリティ?

  2004年。MOTO1オールスターズがまだエリア戦のみで開催されていたシーズンから本格的にmoto2クラスをフォロー。2005年に全国シリーズとなってから、一気に激化する競争のなかで、やはり幼少の頃から自然に培われてきたセンスが光り、2006年は表彰台に立つことはなかったものの、確実にチャンピオンシップポイントを重ねてランキング9位を獲得した。ただし「スタートが上手くて転倒しない。反面、プレッシャーに弱く、ダートが苦手」と本人が分析するように、やや試合の組み立てに弱いところがあり、スピードがある割りには、思ったようにレースを仕上げることができないという弱さがある。2006年のOVERALL、これはシリーズ戦で
はないもののトップライダーが揃い、注目度も高い大事なレースだった。YZ250F SMRレアルエキップスペシャルを駆る隆太は、このヒートを獲れば、もっとも注目されるファイナル"オーバーオール"ヒートに進出できるというレースで、見事トップに躍り出た。「このまま行けばトップでチェッカーだ。少しペースダウンしても十分に勝てると誰もが思った。半ば独走体勢だったところで、ダートでスリップダウン。貴重なレースを失うことになってしまった。原因はなんだろう。プレッシャーに対する弱さか、コンセントレーションの不足か、あるいは…。

北海道で開催されたショートサーキットでデモ走行をした時の写真



■尊敬するライダーはもちろん…

  今年は自転車などで基礎体力を鍛え、ダート練習を中心にライディングのトレーニングをしようと考えている。幸い、レアルエキップから河原のモトクロスコースは近く、同じ職場の仲間には、やはり働きながらエンデューロレースに取り組んでいる小山豪というライダーもいる。彼からアドバイスをもらい、エンデューロバイクで8の字の練習を特に重点的にやっている。そして「誰にも負けない、絶対に譲らないという気持ちを常に持ってレースに臨む」ことも大切だと考えた。「けっこうきびしいとは思いますが、チャンスをつかんで表彰台に立ちたいです。チャンピオンですか? まだ遠くにありすぎるので意識していません。とにかくひとつでも上に行きたいという気持ちだけですね」。
  そんな隆太が尊敬するライダーは「親父です。年の離れた兄貴みたいに接してくれるけど、バイクに乗ったらすごいんですよ。あんな人になるのが目標です」。父、金児伸二さんは、レース会場ではいつも笑顔を絶やさず、そして熱い走りを見せる人気者。仲間を大切にし、多くのライダーに慕われる父の姿を見て育ってきた。
  隆太の目標は「レーシングライダー」というわけではない。「とにかくバイクの近くにいたいんです」。まだ漠然としたもののようだが、モーターサイクルスポーツというものがすぐそばにある生き方をしたいということでは、父の姿に重ねるところが大きいのかもしれない。
  今は、その父のもとを離れての生活。レアルエキップでは、エンデューロライダーの小山とともに、代表の河合のもとで勤務し、モータースポーツに取り組む日々だ。「自分にはとても甘いところがあるってことがわかり
ました。いろんな欠点を鍛えなおしてくれて、しかもモータースポーツにどっぷりつかった生活ができるので、今はとても充実してます」。
  今年は各地のレース、イベント会場で、隆太がパドックで働いていたかと思うと、次のヒートではレーシングスーツを着てグリッドについているなんていうシーンを見かけるかしもれない。そんな彼が今年はどれぐらい成長しているか、ちょっと気にかけて見て欲しい。
   
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