特集 第4回 レアルエキップフェスティバル FUN PEOPLE PHILOSOPHY Event inside column 挑戦 スーパーモタード! ウーマンズリーグへの道
特集 第3回 天竜川遡行
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天竜川遡行



■快晴。やはりバイクはいい

  はじめは天竜川の広い川原が延々と続く。そこにはモトクロスコースやエンデューロコースが点在しており、それぞれ楽しませてもらった場所だ。ところが天竜市(現在は浜松市)にはいるととたんに山道になる。以前は狭くてなかなか怖い道だったが整備が進み、今は快適な道路になりつつある。やや山は深いが絶好のワインディングルートだ。
  ビッグトルクと充分なパワー。そして軽快な車体と何より自然なポジションでワインディングをすいすいと、それは楽しいツーリングになった。オフロードマシンを操るのがこんなにも楽しく感じられるのはビッグオフならではの特権のような気がした。
  気持ちよくワインディングをせめて行くと最後は思いっきり峠越えとなるが、それすら今ではトンネルが開通し、2時間程度のあっという間の出来事になった。
  私は伊那サーキットでよくモタードレースを主催したり参加したりすることが多いが、トランスポーターで行くときでさえ少しでも時間の余裕があるとこの直北へ上るルートを選ぶことが多い。元来、人生さえも裏道が好きな私にはもってこいの道。単調な高速道路を眠さと戦いながら走るより、まさに四季折々を感じながら走ることのできるルートは、走っていて飽きるということがない。冬は日陰の凍結や凍結して崩れてきた石をよけながら緊張のドライビング。夜は漆黒の闇の中を照らすヘッドライトだけを頼りに、ちょっと心細さを感じながら、街のあかりにたどり着いたときの安堵感。
  今回も期待していた通りさわやかな風を感じながらの楽しい峠越えになった。雲ひとつない青空、思わずヘルメットの中で「最高!」と叫んでしまうほどうれしくてまぶしい季節だ。


伊那サーキット。国内ではいち早く本格的なダートセクションを持つスーパーモタードコースを常設。そのクォリティは日本トップクラス。MOTO1オールスターズ、エリア戦、伊那カップ、そして毎年8月にはレアルエキップフェスティバルも行なわれる。
■伊那サーキット
URL:http://www.d4.dion.ne.jp/~rki/


■伊那のサーキットへ

  SM610Rはどの回転域からももりもりと加速し、ラフにスロットルを操作すると、フロントが持ち上がってしまうほど。ハンドルに伝わるバイブレーションすらそのトルク感の演出なのではと思うほどの心地よさすら感じてしまう。
  やがて伊那サーキットに到着した。伊那サーキットと私が初めて出会ってからもう5年ぐらい経つだろうか。当時、JAWS増田にそそのかされ(?)だんだんとモタードにはまってきた私は、同時に参加するだけではなく走れる環境を探していた。そんなとき紹介されたのが当時の「ラリーキッズ伊那」今の伊那サーキットだ。
  はじめてサーキットを訪ねていったとき、確かに施設はちょっと古くなってきたかもしれないが、どこもかしこもきちんと整備され、草刈もきっちりと、そしてトイレもすみずみまでピカピカだった。その印象は今でも忘れられないし、今でも相変わらずピカピカだ。そこに真っ先に惚れた。ここでモタードをやりたい!と。
  そんなふうにサーキットの隅から隅までを管理するのが「小河原マネージャー」だ。こわもてで背も高いので最初は私よりもずっと上だと思っていたら、なんと30代(当時)といわれてちょっとショックだったのを覚えている。そしてそのサーキットの印象の通りとてもきめ細やかな心配りができる方で、初めてダートコースを作るときにも、ウォッシュボードの寸法をミリ単位で聞いてこられたときには正直返答に困った。その場で適当な数字を答えたことは、もうそろそろ時効かな。

  そしてスタッフの皆さんもそんなマネージャーの、時には厳しい叱咤にも嫌な顔ひとつせず黙々と、でも明るくはたらいている様子がとても気持ち良い。さゆりさんは経験も深く、旗の振り方もかっこいいし、最近はドレッドヘアにしちゃったりとちょっとお茶目な一面もある。もう一人森田君も入社まもなくから見ているが、今ではもう一人前のコーススタッフとして頼もしい存在になっている。施設のクリーンさとあわせて、いつも私の社員に見習えと言ってしまうほどだ。
  おかげでレース主催をやりだすきっかけにもなり、それ故いろいろなハプニングや経験を積ませてもらうことになった伊那サーキットは今日も快晴の中、モータースポーツに汗を流す人で賑わっていた。
  さて、伊那サーキットでコースを飛ばしたい衝動を抑え、再び走り出す。今日はツーリングだ。
   
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