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東京モーターサイクルショーから〜
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| モーターサイクルになによりも強く求められるのは感性に訴えかける魅力ではないだろうか。品質や性能だけではなく、デザインや質感、あるいはコンセプトそのものが持つ魅力。東京モーターサイクルショーに展示された、国内外のモーターサイクルをつぶさに見て感じたのは、最近のヨーロッパのモーターサイクルの魅力的な姿だ。 なぜヨーロッパのマシンたちが魅力的な光を放つのか。今回はそれを分析してみたいと思う。 |
| 日本の工業製品は常に「安くていいモノ」ものを提供することで、国際的な競争力を持ってきた。しかし、今では、特にモーターサイクルの分野に限っては、意識の転換が求められているように感じられる。つまり「安くていいモノ」から「いいものはそれなりに高い」への転換だ(その裏側に「とにかく安いもの」という軸もあるような気がするが、それは別の機会に)。 そこに気がついたのが、実はヨーロッパのモーターサイクルメーカーなのではないだろうか。優秀な工業製品の洗礼を受けたヨーロッパ(&アメリカ)のメーカーは、その「品質」面を「見習う」というちょっとずるい方法である程度吸収しながら、彼らが生き残って行くためのモーターサイクルの方向を見つけ出している。では「いいもの」とは何か?それは「ライダー |
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ついでに言えば、工業製品としても「スーパースポーツ」という部分での極限のパフォーマンス性能競争では日本に勝てないということに気づき、より感性を刺激するカテゴリーにその存在意義を見つけ出していることに成功しているのだ。 同時にお客様、つまりライダーたちも扱いきれないハイパフォーマンスや重量に違和感を覚え、それがあまり楽しいことではないことに気づいてきている。身の丈にあった範囲の中で「マシンを操る喜び」を与えてくれる。それが、実はオフロードバイクだ。そして金額もむやみやたらに高価ではない。十分に手が届く範囲なのだ。 |
■品質の日本製品
「壊れない」「コスト」「品質」「環境」「法律」という |
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また、今までのオフロードマシンは「機能美」という言葉に少々よりかかって甘えてしまっていた部分がなかっただろうか。とってつけたようなブラケットやステーがむき出しの保安部品。性能重視でボルトや鉄板が剥き出しのパーツ類。今までは、オフロードもまさにレーサーレプリカ。モトクロスばりのマシンに、灯火類をおまけでつけました的なものが「機能美」という言葉でくるめられて認められてきた。 |
| められる。それに気がついたのが、最近ヨーロッパのメーカーから発表されるオフロードマシンだ。乗車したときにボルトひとつ見えない。見えるボルトはその材質や形状までしっかりとデザインされている。リヤフェンダーの裏を覗いてもサブフレームが見えない。ここまで! と思うほどに神経を使って全体を仕上げている。それでいて「パフォーマンス」が決して劣っているわけではない。余裕の、それでいて「もてあまさないパワー」を持つ排気量。本格的なサスペンションやフレームワーク。今までのオフロードマシンにはなかった「質感」や所有する喜びを求められていることにヨーロッパメーカーはいち早く気づき、それを実現しているのだ。 |
「デザイン」や「質感」というキーワードが浮上してくると、ヨーロッパの伝統や文化的な背景を無視できない。最近の日本のモーターサイクルと、ヨーロッパのモーターサイクルを比べると、日本のそれは、少々平面的で、ある角度から見るときちんとデザインされていても、その裏側から見ると舞台裏が丸見えということが多く見られる。それに対して、ヨーロッパのマシンはあらゆる角度から見てすきが無く美しい。時にはデザインのためにパフォーマンスを多少犠牲にすることがあるのではないかと思われるほど、デザインに力が込められている。特に注意が払われているのは、ライダーから見た視点での美しさ。これが評価の軸に大きくウエイトを占めているような気がしてならない。シートにすわり、その |
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マシンが走るのに一番ふさわしいスピードが出たときにライダーが満足を得られるようなデザイン。メーター回り、そしてそこから伸びるタンク、シートへかけてのライン。握り締める手の先にあるハンドルやスイッチ類のデザイン…。オフロードマシンはさらに見事だ。スタンディングをしても腰を引いても前屈しても、どこにもボロを見せない。リヤフェンダーからサイドゼッケンが一体になったデザイン。カウルからタンクが一体になったデザイン。あらゆる角度、ライダーの視点から見て、見事に立体を表現しているような気がしてならない。それでいて、オフロードマシンなのだ。スクーターやスーパースポーツとは違う、「オフロードらしさ」を見事に表現している。つまり「かっこいい!」のだ。もちろん、どこかにデザ |
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| インの犠牲になった矛盾やつじつまの合わない部分はあるのだろうと思う。が、なかなかそこを見つけることができないほど、気を抜かずに作られている。もちろん、このように偉そうなことを書きながら、デザインの優先順位や軸がどこに置かれているかを正確に把握したり感じたりすることは難しいのがちょっと悔しかったりするけど…。 | ||
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■そしてオフロードの未来
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できること。公道を走れることなどの汎用性、もちろん環境への配慮も備えていること。ここがはずせない。 このみっつめのマシン「リアルオフローダー」を実現できるのは、ほかでもない、日本のメーカーしかないのではないか、ということなのだ。今、ほんの少しヨーロッパのメーカーに先を譲っているかのように見える日本のメーカーが、きっとそんなマシンを出してくれるに違いない。そんな期待を込めてこの文章を締めくくりたい。 |
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