特集 第4回 レアルエキップフェスティバル FUN PEOPLE PHILOSOPHY Event inside column 挑戦 スーパーモタード! ウーマンズリーグへの道
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チームレアルエキップ インサイドレポート Vol.2


■MOTO1オールスターズ第1戦 特集〜トモ☆キック(山下朋希)〜

2007年MOTO1第1戦は雨が降りしきる伊那サーキット。
チームレアルエキップだけでなく、全エントラントが悪天候の中でいかにレースを組み立て、あきらめないレースをするかが勝負の分かれ目になった。
その中で、チームレアルエキップで最高の結果を出したのがトモ☆キック(山下朋希)だった。今回はそんなトモ☆キックの一日を追ってみよう。


この日のトモ☆キックは決勝グリッドに並ぶまで決して

土砂降りの歓喜

順調な仕上がりではなかった。moto2クラス、チームメイトの金児隆太は朝の練習走行から絶好調で、タイムアタックでは総合3位をゲットしている。対して、トモ☆キックは9位。今年アンリミテッドからmoto2にクラスを変更し、ある意味「勝って当たり前」的な雰囲気の中でいまひとつタイムが伸びない。結果を出さなければいけないと、慎重になりすぎたのかも知れない。予選ヒートでもトモ☆キックは2組で出場し、スタートから前を行くマシンを捕えることができず、6位でフィニッシュ。11番、3列目からの決勝スタートを迎えることとなった。
しかし、トモ☆キックは決して諦めてはいなかった。
今シーズン、昨年まで闘っていたアンリミテッドクラスから激戦区のmoto2クラスにチェンジしたのには自分の中での「理由」があったからなのだ。



厳しい環境に身を置く

トモ☆キックは小学生の頃から20歳くらいまで父親の影響でミニバイクレースに参戦していた。
それから、一旦バイクレースから遠ざかっていたのだが、4,5年ほど前に近所のバイク店にふらっと寄った際、「面白いレースがあるんだよ!」とモタードレースを勧められた。
「なんだか面白そうだな〜」と軽い気持ちでレースの世界へとカムバックしたのだ。
最初はTW200で参戦していたのだが、昔のレースでの「勘」が戻るにつれ、「もっと速く走りたい」と欲が出
始めた。それから間もなくしてマシンをD-Trackerに乗り換え、 伊那カップやmoto1エリア戦に参戦。

ほとんどのレースで優勝を飾るようになった。そんな中、レアルエキップ主催の走行会イベントに参加した際、代表の河合の目に留まり、話を進めていくうちに「チームレアルエキップ」+「トモ☆キック」+「ハスクバーナ」の体制が決まったのだ。
それからハスクバーナ「SM510R」で2005、2006年シーズンとアンリミテッドクラスでMOTO1オールスターズに参戦。
表彰台を獲得するときもあったが、トモ☆キックにとっては「何か」が足りなかった。

アンリミテッドクラスで闘うことは決して悪くは無かった。しかし参加台数が毎戦10台前後と少ないことで、予選落ちすることが無い。それがトモ☆キックにとっては許せなかった。
「やっぱり、厳しい世界に身を置かないと速くなれないと思うんです。自分がミスをすれば決勝を走ることが出来ない、だから必死になって練習もするし、結果を出そうとする。そのために今年はmoto2クラスで闘うことにしたんです。」


moto2で実際に闘ってみると、学ぶことも多いという。「250ccマシンとなると、マシンパワーを誰もが使いこなすことができるんです。だからこそ、テクニックの差がはっきりと出るmoto2は面白いし、勉強になりますね。(笑)」
そんな自分の中での「課題」を持っていたからこそ、今回のレースでは冷静に諦めることなく結果を出すことが出来たのだろう。

 

■諦めない

 

moto2決勝。直前になって、雨が激しく降り始め、コースのいたるところで水溜りが出てきた。それはこれから始める決勝に向けた彼へのプレゼントだったのかもしれない。スタート直後、水しぶきの中をうまく抜け出し、トモ☆キックは5位で序盤戦を迎えた。
先頭を行くyata、ささやんがぶっちぎるかと思うや次々と転倒で自滅し、トップグループは次々と入れ替わる「生き残りゲーム」の様相となってきた。そんな中、トモ☆キックは虎視眈々と前を狙っていた。前を行く金児隆太の走りの変化に気がつくまでにあまり時間はかからなかった。
「隆太の走りが硬い」隆太の走りの変化に気づき、2周様子を見た後一気にパス。そして前を行くMIZUKURAについていくときも決して自分の「攻める気持ち」を忘れなかったという。
「雨だから転倒がなければ結果は必ずついてくると思った。でも、ここで走りを抑えていたらダメなんです。だから冷静になりながらも攻めてましたね」11周目には後ろから迫ってきた長谷川も転倒し、金児隆太とのチームレアルエキップの「2-3位体制」に。そしてそのままチェッカーへ。

トモ☆キックの諦めず、「常に攻める」気持ちが一つの結果となって現れた。
「今回はこうして結果を残せたことが本当に嬉しい。次はもう一つ上(優勝)を目指してがんばります!」


今年、ライディングするマシンはハスクバーナの「SM400R」これをチームレアルエキップと共にセッティングを重ね、トモ☆キックにとって「とっても扱いやすい」マシンになったことで、この雨のコンディションでも、安定した走りが出来たのだろう。


今年は自分自身にストイックで周りには笑顔で優しいトモ☆キックにも注目してほしい。

□チームレアルエキップ第1戦戦績

・moto1
 増田 智義  8位
 山下 政弘  15位

・moto2
 山下 朋樹  2位
 金児 隆太  3位

・ウーマンズリーグ
 山下 真由美  優勝
 千木良 莉津來 4位

   
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