特集 第4回 レアルエキップフェスティバル FUN PEOPLE PHILOSOPHY Event inside column 挑戦 スーパーモタード! ウーマンズリーグへの道
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チームレアルエキップ インサイドレポート Vol.1


皆様こんにちは!今回から「チームレアルエキップインサイドレポート」を担当することになりました高崎と申します。

まずは自己紹介から。
私とのバイクの出会いは中学生の時かな?NHKのドキュメンタリードラマでやっていた「日高」を題材にしたもの。それからオフロードバイクというものに興味を持ち始め、そして初めて生で観た2輪レースが鈴鹿で行われた世界選手権モトクロス。そこで観たイブ・デマリアの豪快な走りに痺れ、モトクロスの世界へ。ライダーとしてレースに参戦していく中で、「レースに関わる何かがしたい」と考えるようになり、某モトクロスチームのヘルパーをしたりもしました。
そんな中で、レアルエキップの河合さんと出会い、イベントの裏方として主にエントラントがより参加しやすいようにする為のインフラ作りやレース現場での進行等のお手伝いをしております。
そして今回、チームレアルエキップライダーのレース結果では見えない「素顔」を広く皆様に伝える為に、このレポートを始めることとなりました。
これからMOTO1オールスター各戦でのライダーの「喜怒哀楽」をお伝えできれば、と思っております。これからよろしくお願いいたします。

3月18日 美浜サーキットにチームレアルエキップライダーが集まった。
この日、チームの母体であるレアルエキップ主催で開催されるモタードイベント「Real1」に「MOTO1オールスター」に向けた実戦練習を兼ねて参加をしたのだ。
中でも、山下政弘、山下真由美、山下朋希、金児隆太の4名は前日に行われた練習走行に
参加し、翌日のレースに向け、精力的にライディングを行っていた。

そしてその成果はレースでもはっきりと現れてきた。
ハスクバーナカップでは山下政弘、山下朋希の両者が他を寄せ付けない走りで二人のデットヒートが繰り広げられ、結果山下政弘が両ヒート共に制した。

そして、レアルワンファイナルでもその勢いは止まらなかった。
ヒート1ではトップを走る増田智義に山下政弘が執拗にプッシュ。
なんとかして前に出ようとする闘争心むき出しの走りが見られた。

続くヒート2でもミスで後退した増田智義に代わって山下政弘、朋希がワンツー体制にしかし、MOTO1オールスターズでの優勝経験のある”JAWS増田”が黙っていなかった。
猛追する増田が最終周で山下朋希にダートの入口で追いつくと、増田は大外から捲くりに出た。

しかし、山下朋希もそこで引き下がらず思い切ってインに入るも転倒をしてしまう。
増田にとっても山下朋希にとってもMOTO1オールスターズをメインとしたレース活動をしていく以上、決して無理をしてまで勝ちたいレースではなかったはず。
いや、MOTO1オールスターズに向けた調整を兼ねての出場だったはずだ。
しかし、一旦スタートすれば彼らには「負けたくない」という気持ちがアドレナリンとなり、スロットルを開けていく・・・・「調整」という言葉はどこかに消えてしまったのだろう。

レース後、増田智義に聞いてみた
「あの突っ込みは同じチーム員に対して大人気なかったんじゃないですか?」
「いや〜、やっぱね初めはどうしようかな、と思ったんだけど、やっぱ、いっちゃいたくなってね。あの突っ込み速かったでしょ!おれモトクロス速いな〜、って思っちゃった(笑)」
”あなたは元モトクロスA級で昔、タイトル争いをしていた人
ですから!”と突っ込みたくなりましたが、そんな彼の「どんな時でも前の獲物を捕らえる」という闘争心が今も消えていない限り、今年も「JAWS増田」はその名の通りやってくれそうだ。


そんな「JAWS」な一面を持ちながら、じつはこの日、2人息子がモタードレースデビューの日だったのだ。二人とも青のおそろいのウェアにおそろいのTTR50。カワイイ姿での走りにモタード界のおしどり夫婦は心配そうな顔で走りを観ていた。JAWS増田は子供達の走行前には装具類を正しく装着できるよう、手取り足取り指導したり、走行中はビデオカメラ片手に「パパJAWS」っぷりをみせていた。

一方、転倒を喫した山下朋希は「悔しかったですね、正直。でも、今年はマシンの外装が新品になって、とっても気持ちいいし、調子もいいので、オールスターズはmoto2クラスで大暴れしますよ!常に勝ちに行くつもりで走り、ランキング5位以内を目指していきますよ!」
と力強く応えてくれた。

そして、今回のレースでは最も好調だった山下政弘。
実は前日の夜、ライダー、関係者が集まりサーキット内で鍋を囲んで宴会をしていた。
普段なら彼は呑んだくれて皆と絡むことが多いのだが、その日の夜はちょっとだけ静かだった。
なぜなら次の日のレースに増田智義が参加するということで、シーズンオフ中の練習の成果を増田智義とレースをすることで確かめたかった。そのためにこの日の酒を抑えたのだ。

そしてレースではハスクバーナカップでの総合優勝。レアルワンではヒート1で増田智義とテールtoノーズのバトルを繰り広げ、結果として2/1位で総合優勝をもぎ取った。
「今日のレースは最高でしたね!今回のこの好調さをいい流れにもっていって、オールスターでも暴れまっせ!親方マーを観ててくださいね!」と絶好調をアピールしていた。

好調な旦那政弘とは裏腹に、このレースで悔し涙をみせたのは妻の山下真由美だった。
今年、彼女はCRF150でmoto3クラス中部エリアチャンピオンを狙っている。
前の週に行われたMOTO1中部エリア戦ではmoto3、ウーマンズリーグとダブルウィンを飾り、 絶好調ぶりをアピール。その勢いで挑んだ今回のレース。
スタートで先頭に立つと、前年度150ccクラスでタントツの速さを見せたチャンピオンのnabe選手を抑えトップを走行、誰もがこのまま勝てると信じていた。
そしてそれは本人が一番感じていたことだろう。
しかし、後半ダートセクションでまさかの転倒。エンジン再始動に手間取り、あっという間に
半周近い差が広がり、追いつくことなくそのまま2位でフィニッシュとなった。
レース後本人に聞いてみた「も〜〜本当に悔しい!!次は絶対に勝ちますよ!
今度のエリア戦とオールスターでのウーマンズリーグも絶対、絶対にに勝ちに行きますからね!」 と悔しさの裏側にこの数戦でつかんだ自信が表れてきたようだ。

当日、参戦したライダーとは対照的にレース時にはスタッフとして働いていたのが金児隆太だ。彼は普段、レアルエキップの社員として働きながら、MOTO1オールスターズへの参戦をしている。今回のような会社の主催イベントの時は、コーススタッフとしてレースを支えているのだ。現在19歳の彼はレアルエキップでコンプリートマシン開発やレースイベント業などの「バイク漬け」の毎日を送りながら、ライディングだけでなくマシンセットアップやレースを支えることの重要性など、様々なことを吸収している。
そして、前日のフリー走行では会場準備の合間に精力的に練習走行を行い、着実に成長を見せている姿をみせていた。
「マシンは基本的にレアルエキップコンプリートのままです。それを自分に合わせて細かくセッティングをして乗っています。」
レアルエキップで「本物」を作り上げていく上での緻密な感性を研ぎ澄ましていくことの大切さを学びながら、ライダーとしての成長を続けていくことだろう。

 

昨年のオールスターmoto2ランキングは9位、今年は金児がmoto2クラスでのタイトル争いに絡んできそうだ。


それぞれのライダーがそれぞれの立場、スタンスで過ごしてきたオフシーズン。
今回のレースではチームレアルエキップライダーの順調な仕上がりをみせてくれた。


オールスター開幕まで約1ヶ月。
チームレアルエキップライダーの活躍に期待していただきたい。

   
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